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将棋のメモ用

居飛車銀冠対振り飛車穴熊 自戦記(2)

先手番が自分

お相手はノーマル四間飛車で、32銀型で図の局面は▲96歩と端の打診に対して、△92香と玉の囲いは穴熊を明示された。

最近は端歩をついた穴熊も流行っているが、基本的には居飛車穴熊は苦手なので、相手が振り飛車穴熊にしてきた場合は銀冠で対抗するようにしている。

本局は相手が早めに△45歩としているので、▲65歩から角交換を迫って2筋突破を狙う手順でも十分だったみたいだが、本局は▲86角▲77桂馬を指すつもりだったので、こちらとしては満足な形が組めた。

将来、8筋の攻めを狙える形になっているのがこの形の優秀さだと思っている。

 

図は▲64歩〜▲65桂と桂馬が跳ねた局面。

先手は金桂交換できそうで、6筋の拠点も大きく優勢。

後手は▲63金と打たれて飛車金交換確定で駒損が拡大してしまった8筋と3筋から攻めてきたが、8筋は穴熊の急所でもある。

84に拠点が残っては後手は粘る形が難しそう。

図は▲83歩成とと金を作った局面だが、と金でどんどん駒を剥がしていって後は一手一手の寄せになり勝つことができた。

 

お相手はかなりレートが上の人だったので途中良くなったとはいえ、勝ち切ることができたのは嬉しかった。